更年期の夏に、肌・身体・心を整えるためにできること

更年期世代にとって、夏は少し過酷な季節かもしれません。
湿度の高さや気温の上昇に加えて、ホルモンバランスの変化からくる不調が重なることで、「なんとなくしんどい」「肌の調子が不安定」「イライラしやすい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、更年期の夏に「肌・身体・心」を整える、この時期を乗り越えるケアの仕方についてお話ししたいと思います。
肌を整えるには、やさしい保湿とUVケア
夏は汗や皮脂の分泌が増えやすく、一見うるおっているように思えますが、実はエアコンや紫外線でインナードライになっている方が多いです。
おすすめは、シンプルだけど丁寧な保湿。
化粧水は冷蔵庫で冷やしてコットンパックに。ジェルタイプの保湿アイテムでベタつかず、しっとり整えるのも◎。
そして、朝のUVケアは忘れずに。SPF値が高いものを選ぶよりも、こまめに塗り直すことが大切です。
身体を整えるには、冷やさないことと巡らせること
冷たい飲み物や食べ物が美味しい季節ですが、体の中が冷えてしまうと血流が滞り、肩こりやむくみ、自律神経の乱れにつながります。
なるべく常温か温かい飲み物を選び、夜は湯船にゆっくり浸かって。
軽いストレッチやウォーキングで巡りを意識するだけで、代謝も上がりやすくなります。
心を整えるには、感情を溜めこまないこと
更年期の心の揺らぎは、自分ではどうにもならないこともあります。
そんなときは、自分にダメ出ししないことがとても大切です。
気分が乗らない日は、無理に頑張らずに、ただゆっくりする。
好きな香りに包まれて深呼吸をしたり、肌に優しく触れるスキンケアタイムを「自分を大切にする時間」にするのもおすすめです。
夏のケアは、特別なことをするよりも、今の自分の状態に気づいてあげることから始まります。
肌・身体・心はすべてつながっていて、どれか一つでも整うと、他にも連鎖的によい影響を与えてくれます。
更年期だからこそ、自分の声に耳を傾けて、いたわる時間を大切にしていきましょう。